# NCC 2days speed hackathon 2020 summer
9/18,19 に所属する NCC 内でオンラインでハッカソンを開催した。今回は企画係である自分が運営を務めた。得た教訓とかその辺を記録として残しておく。
# NCC とは
明治大学中野キャンパスで主に活動する公認サークル。知見共有や勉強会、作業会などをする。名称は Nakano Computer Club の略。
Nakano Computer Club (opens new window)
# オンラインハッカソン企画の Tips
コンセプト、ルール策定
コンセプトは中止になってしまった夏の温泉開発合宿の代替。夏の思い出として記録に残りそうなものをやるという趣旨でした。
アンケートフォーム
参加者募集、各参加者の技術領域、コミット時間を調べるためにアンケートをとった。割と直前での募集になってしまったので DM で宣伝しまくったらそれなりに集まった。
チーム分け、メンターさん募集
メンターさんはかなり早く見つかった。自ら声を上げてくださった先輩もいて、本当に助かりました。チーム分けは技術領域、コミット時間を考慮して分けた。フルコミット出来なくても参加できるところがオンラインハッカソンの良いところ。「フルコミット出来なくても参加できるよ」ということを参加者募集の時点でアナウンスしていたことが結果的によかった(そういう参加者が多数いた)。
# 当日のスケジュール
# 1日目(9/18)
11:00 ~ 12:00 開会式、LT 大会
12:00 ~ 12:30 チームビルディング
12:30 ~ 14:00 休憩(ランチ、ディナーは適時摂ってね!)
14:00 ~ 18:00 作業
残りは自由時間
# 2日目(9/19)
11:00 ~ 17:00 作業
18:00 ~ 19:00 閉会式
この時間以上にコミットを求めない、というグループもあったので、作業時間を決めといてよかった。
# プロダクトについて
# アイデア
現在多くの大学では COVID-19 の影響でオンライン講義を行なっている。大学の講義はオンラインであろうがオフラインであろうが 100 分(ないしは 90 分)の授業時間の元で授業を行なっている。例えば講義動画 60 分+演習問題 40 分や講義動画 100 分一本勝負などである。しかし、例えば講義動画 100 分間流しっぱなしでは、途中で動画を止めてノートを取るなどしなければならない。普段の授業では複数黒板がある教室では過去情報をしばらく参照できるので授業のスピードに追いついていけるが、オンライン講義では過去の情報が画面に表示されない。これが足かせにもなっていて集中力が途切れる。 今回のハッカソンは 2days なので簡単に仕上がるプロダクトで、チーム内の技術領域を考慮したものでなければならない。自分の他 2 人は processing, unity, Houdini が弄れるということだったので processing で頑張ってもらうこととした。自分は Python, JavaScript 等でサポートすることになった。 プロダクトの具体的なコア機能としては、授業時間のタイマーとすることにした。web アプリケーションに processing を組み込むにはアニメーションを表示するものが良いと考え、アイデアソン当初は processing.js を採用することにしていた。モチベーションとしてツイートでシェアをしてもらえるように、Widget button をつけた。
# 要件
タイマー画面
- p5.js
home 画面, 講義終了画面
# 技術
- p5.js
- タイマー部分の描画
- Bootstrap4
- Flask
- Web フレームワーク
- gunicorn
- WSGI サーバー
- heroku
参考:Flask を触ってみる + Heroku で動かす (opens new window)
# ディレクトリ構成
.
├── Procfile
├── README.md
├── app.py
├── requirements.txt
├── runtime.txt
├── static
│ ├── main.css
│ ├── main.js
│ ├── processing.js
│ ├── processing.min.js
│ └── sample.pde
└── templates
├── 100.html
├── 90.html
├── index.html
└── share.html
# デプロイ
heroku CLI を使っている。
$ git init
$ heroku login
$ heroku create
$ git add .
$ git commit -m "add all"
$ git remote
master
heroku
$ git push heroku master
$ git open
# プロダクト
講義 Timer for online class (opens new window)
ソースコード(Github) (opens new window)
# 企画:今後の課題
参加者全員の KTP より
# Keep
- オンライン開催良い。
- 初めて触る言語、技術に挑戦する機会👍
# Problem
- 運営の動き出しが遅かった
- 環境構築に時間が取られた(Windows10 ユーザー)
- Linux 環境に移行しましょう...
- Github もっと使えるといいね。
# Try
- 夏休みイベントは夏休み前告知
- 環境構築は先に終わらせておこう
- 温泉、足湯いきたい
# 終わりに
企画も参加も初めてのオンラインハッカソン、大きな問題は起きずに終えることができた。
温泉行きたいね...